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「取り合えずお尻ペンペンですね。録画しながら」
「いやぁぁぁぁあ!」
「だいたい愚かなんですよ。あんな大型、こんな洞穴で動ける分けないじゃないですか。回避すら不可能でしたよ」
頭を捕まれ、引き摺られていくコアと説教を始めた瑠璃姫
これからコアには悲惨なことが起きるのだが、それは語ることはないだろう。
しかし敢えて結果を言おう。
一週間はコアを見る人は居なかったと。
「ふぅ。」
離れていく二人を見ながらアスカは息を吐く。
その肌はいつもの色に戻っていた。
アスカの体には無数の機械が入り込んでいる。
元々はトーキョのただの婦警だったのだが不幸な事故により体の大半と幾多の臓器を失い、その代替えとして魔具や機械を使っている。
その処置をしたのはシルフであり、今の主治医も彼女だ。
ちなみに腕の回転は睡眠中にされた魔改造によるもの。
寝てる間に機能が増えたり、変わっているのはいつものこと。
アスカが仕事以外に冒険者を兼任してるのは体内の異物への拒絶反応を抑える薬とメンテナンス代金を確保するためである。
婦警の給金で賄えないほどの出費になるのだ。
今回参加したのはシルフからの誘いもあるが、多種多様な魔物を操るダンジョンマスターたる瑠璃姫なら体の改善方法を知ってるかもしれないという希望からである。だが・・・
(あ、また相談しそびれた。)
いまだ打ち明けてない
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