混沌としたオーサカ

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「ええい!続けて呼ぶでないというに!そこのアマ!殴ったな!親父にも殴られたことがないこのウ・マシカ・ドシヨーモナイ「歯ぁ食いしばれ!」かひゅっ「修正してやる!」ひぐぅ」 立ち上がった男の股に蹴りを食らわせ!かつ鳩尾に正拳突きを与えた。 メチリとガツンという音と共に青ざめ沈黙する 「「マシカ様ー!?」」 兵士たちは慌てて男を担いで逃げていく。 それと同時に人だかりも離れていった。 (ウ・マシカ・・・馬、鹿。あ、『ばか』か) それとなく納得したダークスは、黒髪黒目に戻ったクォーツに近づいていった。 「おい馬鹿、なにしてんだ」 「あ、ダークス。いや、あいつが食べ物をダメにしたのを見たらこう込みあがってくるのが」 「なんでだよ」 苦笑しながら首をかしげるクォーツだが、その要因に思い当たる節はないようだ。 しかし原因となるのは食育と称して瑠璃姫とアキラの案で孤島のダンジョン近くの孤島、小さな島にヤシの木だけの島に放り出され餓死同然まで放置され、食の大切さを叩き込まれた。 とんでもない教育によりトラウマ並みにまでなっている。
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