事の始まり

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トーキョの城 「やぁクォーツ!会いたかったよ!」 「母さん!」 ゲートから出たところを出迎えたアキラ 青いドレスを着ており、いつもとは違う印象を受ける 「ご懐妊おめでとうございます。勇者アキラ様」 「ありがとう勇者闇人、いや今はダークスだったね。それにぼくは勇者を退く身だ。皇后と呼んでね。それに対して態度も改めてもらおうか」 にっこり笑うアキラに思わず苦笑しつつひざまずくダークス 「さ、君たちを送り出す支度をしないとね。」 アキラが指を鳴らすとメイドと執事が天上裏から現れ、有無言う暇さえ与えずに即座にダークスとクォーツをそれぞれ担いでいった。 「え、なにが起きたの?」 気づいた頃には着替えは終わり、ダークスはフード付きローブを着た状態で執事により部屋から放り出された 「きゃあ!」 「あ、クォー・・・誰だお前」 隣の部屋の扉が開く音とともに声が聞こえ、そちらを向くと見知らぬ少女がいた。 黒髪黒目の日本人らしい風貌で青い布のシャツとスカート、その上に白い胸当て、肩当て、肘まである手甲、膝まである脚甲 そして腰には一本の刀が備え付けられていた。
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