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そんでトロトロになった場所にいきり立った俺の――へぶっ!?』
キイッ バタン ガチャッ
パタン
「……片付けた、もう静か」
「久司が手刀の一撃で気絶させた。んで、適当に引きずってその辺に棄ててきた。ったく、あの変態いい加減にして欲しいよ。いっそ公然猥褻罪か何かで捕まりゃいいのに」
「あ、の。皆どう、したの?」
「ああ、急に耳ふさいだりしてゴメンネ? まー、もう大丈夫だから安心して」
どうやら無事、害虫の駆除は済んだようである。
しかしエロ妄想に夢中なあまり、部屋から出て来た副隊長二人に気付きもしないとは実に情けない。
不甲斐なさ過ぎるぞ、変態モジャ。
しかし負けるな頑張れモジャ、色々と。
「永太、くん……真っ赤です……?」
ふと異変に気付いた、まー。
見れば確かに顔を赤く染めた副隊長の姿。
「は? え、そういや何か暑いような」
言いかけて、フラリとよろめいてしまうではないか。
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