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「何やってんの永太―…って、あれ?」
「亮平、くん!?」
慌てて立ち上がったこちらも、そのままクラクラとめまいに襲われ座り込む。
これは一体どうしたことか。
「…………インフルエンザ」
「「「 へ? 」」」
ぼそりと発せられる副隊長・久司の言葉。
確かに今現在、学園内で流行してはいるのだが。
でもまさか、と言おうとした副隊長二人の記憶はそれ以降とんでいる。何故なら久司の指摘した通り本当にインフルエンザ感染していて、直後、高熱の為ぶっ倒れてしまったからだ。
ちなみに、まーもインフルエンザだった事が判明。結局この後しばらくは三人仲良く寝込む事となったのである。
***
《後日談》
ところで、何故か一人だけ感染を免れた久司副隊長はと言うと……。
インフルエンザに苦しむ副隊長二人を他の隊員達に任せ、一人ちゃっかり、まーの看病に勤しんだ。勿論付きっきりで。
それはもう嬉々(?)としてかいがいしく。
※隊員目撃談
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