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ズキュン!!
え、何だ今の音。
まーのいる方向を見て、風紀委員長が固まってる。
なな何か、ものすご~く嫌な予感が。
「その子を離せ貴様ら、可哀相に嫌がってるではないか!
ああ……大丈夫、この私が来たからにはもう心配する必要はない」
「「「「「「「「 はあ!? 」」」」」」」」
「ああ、そんなにも瞳を潤ませて……こんな馬鹿どもに無理やり捕われ、意に沿わぬ行為を強制されたのか。
おのれ貴様ら、こんな愛らしく幼気な子供にさては不埒な真似を!?」
「え、あの?」
……………………
駄目だこの人、マジで変な人だ。
まー、とうとう幼い子供扱いされちゃったよ。
つか廊下にいた親衛隊の奴ら、外からさりげなくドア閉めたぞ。
何か俺、今急激にこの学園から去りたくなってきた。いっそ、まーを連れて愛の逃避行でもやろうかな。
ん~…こいつら美形揃いだし多少勿体ない気もするけど、まーとどっちを取るか、つったら断然まーだよな!
本当にもう平凡のくせにこの俺を虜にしやがって、小悪魔まーめ。
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