三 VS霧雨魔理沙

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 しかしこのまま黙っているわけにはいくまい。  この状況を打破するための策を練らないと。 「……だめだ。思いつかん」  そういいアイディアが浮かぶはずがない。  その間も俺は避け、魔理沙の弾幕を躱しつつ、意味のない反撃を返す。  それを軽々と余裕綽々と避ける魔理沙。  そして魔理沙の反撃。  このワンパターンだ。 「っち! 正直、つまらねえな」 「だったらせめて条件をイーブンにしろ!」  不平等過ぎるわ! 「嫌だぜ」 「……だろうな」  しっかし、どうしたものか。  こうも膠着状態が続くと、永遠と続けなくてはいけないような気分になってくる。  こんなスリリングなのを続けるなんて、やだぜ。 「……っじゃあ、ここで一丁派手にしますか!」  この均衡を破りに掛かったのは魔理沙だった。  手には――スペルカード!  まさかまたあれ? 「おいおいマジかよ……!」 「いくぜ、零夜!」  そして宣誓するように手を上げて、大声を挙げた。 「恋符『マスタースパーク』!」  同時に、超ど級の破壊光線が俺の視界を覆った。
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