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「千佳、可愛い」
「あ、あ……ああん! や、ダメ」
「ダメなもんか、こんなに……はしたない」
「やだ。そんなこと言わないでく、だ……さい」
「淫乱だよ。聞こえるだろう、お前にも」
彼は私の背とシーツの間に腕を入れるとそのまま私を抱き起こした。私は彼の首裏に手を回してしがみつく。大きな肩は筋肉質で、二の腕も太い。接待ゴルフで毎週のように出かけるから日に焼けていて、とても46歳には見えないのだけれど。
「ほら千佳。自分で動いてごらん」
「はい。ん……ふ……」
私は足の裏をベッドにつき、膝を屈伸させて上下に動く。シーリングライトで出来た自分の影が石橋さんの顔を掠めた。
「んん。あ、くぅん……くぅん」
「その喘ぎ声たまらなく可愛いんだ。もっと聞かせて」
「くぅん、ぅん……」
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