ボディーガード

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放課後裏庭の掃除をしてると、御幸くんに声をかけられた。 「もうすぐ終わるからごめんね」 そう伝えると頷いていちようの木の幹に体を預けて座り込んだ。 じばらく御幸くんは黙って俺の掃除が終わるまでいてくれた。 終わって教室にカバンを取りに帰る間に御幸くんが渋い顔をして口を開いた。 「他の奴は?」 「あぁ、外せない用事があるとかで頼まれて」 「東雲先輩って頼まれたら断れないタイプか」 まぁ、そういうタイプかな? 「なんで?」 「普通はボディーガードが迎えにくると思うんだけど?」 そういえばそういうものかも。 もしかして御幸くん怒ってるのかな?
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