非日常

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††††††††††††††† 「落ちこぼれ、とっとと消えろよ。お前が学校来る度に皆嫌な気持ちになってんだぞ?」 「死んでくれないかな?」 「気持ち悪い」 「なに考えてるのか分からない」 「全部お前が悪いんだよ」 「消えろよ」 もう、嫌だ どうして僕がこんな目にあわなきゃいけないの? 悪いこともしてないのに 「おっ?コイツ泣きそう(笑)」 「マジで?うわぁ…無いな」 「キモ!(笑)」 死にたい… 「なーんか、久しぶりに学校来たら不愉快なモノ見ちまったな~」 「あ?誰だよお前」 「誰でも良いんだろう……お前が次に目が覚めるのは、病院のベットの上だ」 「はっ?なに言って」 ドゴオォ!! ―――一人の男子生徒が、机と一緒に窓ガラスをぶち破り落ちていった ―――何故か?それは、怒らせてはいけない怪物を怒らせたから 「んー、まぁまぁだな。さて、虐めなんてカッコ悪い事してる餓鬼共。私刑の時間だぜ?」 ―――私刑。誤字ではなく、彼が行う死刑の事 ―――直ぐに教室は、正に世紀末(笑)とも呼べるレベルに変わっていた 「あー、終わった終わった。おいそこの僕っ娘」 「ふぇ?僕のこと?」 「お前以外誰が居るんだよ。つーか、僕っ娘って初めて見るな」 「………やっぱり変だよね。女なのに僕って」 「良いじゃねぇか」 「えっ?」 「人なんて様々。変わった奴なんか数えきれねぇよ。俺は普通の奴より、ソコの塵芥共より。断然、変わった奴の方が好きだぜ?(笑)」 「ほ、ホントに?」 「あぁ、ホントだ。どんな喋り方してても、どんな容姿でも、お前はお前じゃねぇか。堂々としろよ。お前は普通の奴とは違うんだって、誇れ(笑)」 「うん、分かった。僕は僕を誇る。ありがとね」 「気にすんな(笑)。さぁて、飯でも食いに行くか~」 「あっ、それだったら美味しい所知ってるよ」 「おっ、マジか。じゃあ、そこに行くか(笑)」 「うん♪」 ―――皆さんは、もし自分の周りに変わった人が居ればどうしますか? ―――もしかしたら、その人と関わることで、日常が非日常へと変わるかもしれません 僕はまだ、この時知らなかった この日から、僕の日常は終わったのだと †††††††††††††††
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