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「ねぇ?私の事、好き?」
「あぁ、好きだ。お前を失うなんて考えられない」
「えへへへ、嬉しいな。…………ごめんね」
「……何がだ?」
「君を独りにしてしまう。私たちの思いを背負わして、戦わせてしまう」
「そう言うなら、死ぬな!俺を独りにしないでくれ!。俺と居てくれ!」
「私は、私たちは君を愛している」
「ダメだ……死ぬな。いかないでくれ…俺と居てくれ。俺も、お前を……お前たちを愛している」
「ありがとう。君と過ごした時間は、幸せだった。そんな君を、独りにする私たちをどうか許して欲しい」
「嫌だ……。俺を、僕を独りにしないで。皆と一緒に居たいよ」
「懐かしいね……。私たちと会ったばかりの君はそうだったね」
―――彼女は懐かしそうに、愛しそうに微笑んだ。
「ごめんね……ごめんね。………愛してるよ“_____”」
―――彼女は幸せそうに、名残惜しそうに、悲しそうに、笑顔で……その生涯を閉じた。
「あっ……あぁ!」
「あ゙あ゙ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
―――この時、この瞬間
―――悲しき復讐劇の幕が開いた
―――さぁ、開演の時間だ
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