はっじまっるよ~!!

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††††††††††††††† 「お兄さん…私を買ってください」 ―――奴隷市場 俺に手を伸ばしたのは、金髪で肌が黒く、瞳が赤い……10歳程の少女 「お客さん、“ソレ”は止めときな。珍しく肌が黒いから置いといたが、だーれも買わねぇ…。そろそろ処分しようか迷ってる所だ」 処分……その言葉を聞いた少女は顔を恐怖に染めた 処分か…… 「いくらだ?」 「はい?」 「コイツはいくらだと言っている」 「マジですか!?お客さん買ってくれるんですかい!?ありがたい」 その後金を払い 少女を連れ出した 「あ、あの!どうして私を?」 「なんだ?買わない方が良かったか?」 「い、いえ!ありがとうございます」 「お前は俺のモノだ。生かすも殺すも俺の自由。覚えておけ」 「ッ!……はい」 不安、恐怖、疑心、悲哀……コイツはすぐに顔に出るな 「お前はこれから俺の家に住んでもらう。家では基本自由にしろ。その代わり、俺の言うことには従ってもらう」 「俺の家に居る限り、お前に悲しい思いをさせる事は無い」 「……えっ?」 「えっ?」 ………何か問題でも?? 「分かったら返事」 「は、はい!」 「ん、じゃあ帰ろうか。家に」 ―――少年は孤独な少女を救った―――それが偽善だとしても 「ようこそ、我が家に。歓迎するぜ、これからよろしくな」 「ッッ!!…はい!」 「……何故泣く?」 「えっと、嬉しいからです」 「……そうか」 ―――少女は今日以来、悲しき涙を流す事は無くなった ―――これは復讐劇 ―――しかし、復讐で誰かを救うことが出来るなら ―――この物語は、救済劇となるだろう †††††††††††††††
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