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「漸く……漸くか。随分と待たせてくれたのう…。千年……今日で千年目じゃ。千年目の夜に再会とは何やら運命的なモノじゃな」
「何を……言って?」
―――男には神の言っている意味が分からなかった
「何も分からずともよい。お主はアヤツの生まれ変わりじゃな。妾はお主を愛するぞ。
もう絶対に離しはせぬ。永久に妾と生きよう。誰にも渡しはせぬ。何処にも行かせない。妾の傍に居ろ。なに案ずるな。全て妾がやってやる。お主と妾を邪魔する輩は全て、消え失せる」
―――神の目には、男以外何も見えて居なかった
「あっ……あぁ……。誰か――」
―――その場所で、男が神隠しにあった
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