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「え?なんのことだ?」
「ふざけないでよ冬馬!あんたのせいで今反省文書かされてるんだから!」
「……ごめん」
冬馬、杏里、祥平の前には三枚の原稿用紙がある。
何故こんなことをしているのかと言うと、全部冬馬の責任なのだ。
原因は先程の挨拶。
冬馬が調子に乗って三葉のことを言ったせいで、連帯責任として生徒会メンバー全員が反省文を書かされているのだ。
「はぁ……まだ自分のクラスも分からないのに……」
「それなら俺が見ておいた。俺と佐滋と藤波は同じクラスだ」
「おぉー、やっぱり俺達は切っても切れない絆で結ばれてるんだな!」
「……バカね」
「バカだな」
「俺のほうがお前らより頭良いし!」
生徒会は今日も平和だった。
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