Midnightmare

19/19
987人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
「ん……! んぅっ!」 息苦しさと悔しさでこぼれた声と、溢れた蜜の意味が歪曲して、興奮の呼び水になってしまったのだろう。 ゼロさんの律動が、いっそう激しさを増した。 絡まる唇と唇の隙間から、どちらのものとも、つかない熱い吐息が漏れ出す。 私が感じているこれは、快感なのか苦痛なのか、酸素の足りない脳では、もはや判別がつかない。 頭がおかしくなりそうだ。 そして義母が乞うても与えなかったものを、ゼロさんは惜しげもなく、私の奥底へと吐き出した。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!