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「ん……! んぅっ!」
息苦しさと悔しさでこぼれた声と、溢れた蜜の意味が歪曲して、興奮の呼び水になってしまったのだろう。
ゼロさんの律動が、いっそう激しさを増した。
絡まる唇と唇の隙間から、どちらのものとも、つかない熱い吐息が漏れ出す。
私が感じているこれは、快感なのか苦痛なのか、酸素の足りない脳では、もはや判別がつかない。
頭がおかしくなりそうだ。
そして義母が乞うても与えなかったものを、ゼロさんは惜しげもなく、私の奥底へと吐き出した。
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