829人が本棚に入れています
本棚に追加
恥ずかしい、嫌だと思いながらも、碧さんに嫌われるのが怖くて、逆らえない。
今ですらギリギリなのに、これ以上関心を持たれなくなるのが、辛く寂しい。
他に選択肢を持たない私は、命じられた通り、孤独なストリップショーを開始した。
試着して気に入り、そのまま着て帰ってきた、キナリ色のローゲージニットのワンピース。
碧さんが学会から帰ってきてから着て見せたかったのに、下からたくしあげる、みっともない脱ぎ方で披露する羽目になってしまった。
かろうじてワンピに合わせたフリルペチコートは、かっこ良く脱げた。
肌を隠すのはもう、下着だけしかない。
最初のコメントを投稿しよう!