Phantom of my sweet

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庭掃除をするゼロさんを眺めているうちに、呼び出し音に代わって、電話口から元気な声が響いてきた。 『ハイハイ~? どうしたぁ?』 「あ、もしもし……」 意識が友人の元へと移ろい、窓に背を向けた私は、気付かなかった。 黒い双眸が暗い感情を乗せ、こちらに向けられていた事に。
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