Bear the sins of the Cross #2

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そう言って私を嘲笑うゼロさんだって、以前とはまるで違う。 初めての時のような荒々しさや痛みはまるでなくて、私の反応を確かめながら、抉るように、擦り上げるように、ただひたすら快感を供給してくる。 対して私は、声を押し殺しながら、動きに合わせて身をしならせ、快感を甘受する。 これが馴染んでしまった、という事なのだろうか。 「ねぇ、ゼロさんは……どうしてそんなに、嬉しそう…なの?」 体を反転させられたタイミングで尋ねてみると、パチパチとまばたきが返された。
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