704人が本棚に入れています
本棚に追加
「事故!?
お義母様は無事なの?」
『母は重症、ハイヤーの運転手は即死。
アルテミスの研究所の併設病院に運ばれて、今、父が緊急オペに入ってる。
僕は今すぐ向かうけど、花純はこれからメールする物を持ってきてくれないかな?』
「わ、分かった!」
『花純はまた図書館?
ウノを迎えにやるから、すぐに出られるよう、準備しておいて。
持ち物は離れの研究室の中。
ゼロが鍵を管理してるから、用意させるといいよ』
冷静で的確な指示を出した電話は、すぐに切られた。
全くあり得ない話ではないのに、身近な人が交通事故に遭うなんて、信じられない心地だ。
最初のコメントを投稿しよう!