第1章

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あたしは、軽い女。 今まで何人の男と寝たのかな? 何人の男がこの体を通りすぎていったんだろう。 男なんて、みんな一緒だと思ってたから、セックスも割りきってた。 でも、初めて割りきれない思いがあるって知った。 もう、他の男に抱かれたくないな。 虚しくなるセックスはやめたの。 「柚夏今日、久々にしようぜ!」 同じ下請けの、嵐にそう言われる。 トイレに行った帰り廊下で呼び止められた。 嵐とは、もう何度もしてる。 一つ下だけど、あたしより女性経験は豊富。 でも、傲慢なセックス。 「嵐ごめん。今日は、用事があるの。」 「なんだよ!ゆず最近付き合い悪くねー!」 嵐は、あたしをゆずと呼ぶ。 嵐は、ふてくされてた顔であたしを見ると、耳元でやらしくささやいた。
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