第1章

5/10
前へ
/10ページ
次へ
嵐は、素行もあまりよくなくて、昔はかなり悪かったようだ。 鋭い目つきで、睨まれる。 「そんなの嵐に関係ないじゃない!あたしたち付き合ってるわけじゃないじゃない!」 「だから?だからなんだよ。俺はお前との関係切る気はねーからな!」 そう叫ぶとあたしに、無理やり激しくキスをする。 何度も何度も…。 ダメ、これ以上されると嵐のペースに巻き込まれてしまう。 阻止しなきゃ!身をよじって嵐から離れようとするけど、掴まれたままの手をぐっと強く握ってくる力にはなすすべもない。 「嵐、離してよ 。」 「とりあえずお前の家に行くから。」 そう言うと嵐は、手の力を緩めてくれた。 そして、あたしを抱き寄せキツく抱きしめた。 「お前は俺のもんだ。」 何言ってるの?不快に感じた。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加