『 タイムトラベル多賀子ちゃん 』

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盆栽、アマチュア無線、セパタクロー。

高校、大学、社会人。

多賀子の不思議な趣味は加速していった。
……いやまあ、椎茸が一番不思議だったかもしれないけれど。

とにかく女子力だとかお洒落だとか、そういうモノからひたすらに遠ざかっていく一方で。

「合コンの人数足りないんだ？あー、今日は暇だって言ってた友達が一人いるけど」

面白い多賀子を笑いモノにしたかったのか、それとも友達として男っ気が全くない彼女を心配したのか。
多賀子を誘った理由は、正直自分でもよく分からなかった。