CALLED MY NAME

本文

ー食後ー

ニア『シオンちゃん、リンちゃんとお絵かきしていい？』

シオン『はいよ。ちょっと待ってな。今練ってやるから』

リン『練るって…？』

シオン『あぁ、今は絵を描く道具なんて売ってないからね。砕いた砂と蝋を溶かして混ぜ合わせるんだよ』

リン『そうなんだ、凄い』

シオン『やってみるかい？』

リン『うん』

ーーー

ニア『ねぇねぇ、リンちゃんは何色がすき？』

リン『えっ…好きな色？えぇと……あ、青かな』

ニア『どんな青がすき？』

リン『どんな…うーん…少し紫と混ざった様な青、かな』

ニア『じゃあコレと……コレね！すきな色の作って』

リン『分かった、やってみる』

シオン『蝋が熱いから気をつけるんだよ』

リン『はい！』