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「なんで酷評だったの?」
「え?そうだなぁ・・・描写の問題なんだろう」
「描写?」
「うん。描写がストレート過ぎたからかな」
「ふ~ん。でも亨さんが観たいなら見に行こうよ」
亨さんは『ありがと』と言い、車を出した。
亨さんが一緒なら、私はどこでもいいの。
一緒に居られる時間があればそれでいい。
車は繁華街を離れ、ベッドタウンと呼ばれるエリアに入った。
そして、大きなショッピングモールに車を停めた。
「ココの映画館だけなんだよ」
そう言って亨さんは嬉しそうに車を降りた。
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