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「貸切だね」
そう呟けば『つまらなかったら寝てていいからね』とウインクしながら私に言った。
上映の合図が鳴るものの、人はまだ誰も入ってこない。
本当に私と亨さんの貸切状態で映画はスタートした。
白髪の老婆が登場し、それの人物の人生を振り返る様に物語が進んでいく。
この老婆はショービジネスの世界で身体一つでのし上がった女性らしい。
光が有れば闇がある。
身体を使いのし上がる彼女。
その踏み台にされる男たち。
その中にはワザと踏み台になる男の姿もあった。
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