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「和花、この映画がなんで酷評だったか知ってる?」
亨さんは声のトーンを落として私に聞いてきた。
私は首を横に振る。
「この映画は淫靡を誘発するらしい。だから映画館で上映されるとみんな・・・・シ始めてしまうんだって」
亨さんの指は私の下着の縁をなぞっている。
画面を見ながら、でもその指に神経を集中させてしまう。
「あ!・・・」
亨さんが私の方を向いた。
あ!
亨さんは気づいてしまったんだ。
今、着ている下着の秘密を。
「うん、和花の気持ちは分かったから・・・楽にしていればいいよ」
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