18人が本棚に入れています
本棚に追加
ばーちゃんのこと。
母方の祖母は御年77歳。
未だに学生の私よりバイトをして稼いでいる上に、自宅にはほとんどおらず、昼間は全てバイトか遊びにかけているパワフルおばーちゃん。
最近のマイブームはグランドゴルフ
そんなばーちゃんが我が家へ髪を染めにやってきて聞いたお話。
祖父は現在82歳。
数年前までは酒にたばこにパチンコ。
そんなおじーちゃんでした。
現在は月１万くらいでパチンコしてるそうです。
が！
若い頃はまぁ、金遣いが荒いといいますか、パチンコにのめり込んでいらっしゃったそうで、
母もまだ子供だったころのこと。
祖母もバリバリ働いていました。
祖父は夏のボーナスを持って帰ってきました。
札束をタンスの上の段にしまっておいたそうです。
祖母は数日で異変に気づきました。
「お札が日に日に減っている」
ですが、祖母は何も言わないし、その祖父のボーナスには一切手を着けませんでした。
そしてそう長くない時が流れ。
祖父は言いました。
「俺のボーナスはどこにあるとね？」
祖母は言いました。
「さぁ？タンスの上の段に置いてあったけど、私は一切合切手を着けてないわよ。触ってもないお金なんて知るもんですか」と。
祖父は気づきました。
パチンコでボーナスを全て使い切ってしまったことに。
それからパチンコ遊びは少しマシになったとか(笑)
祖母は
「まぁ、私も働いてるから生活費は足りてたし。
何かあっても私が稼いだお金がある。
じーちゃんは自分で使い切って初めてヤバいと思えば堪えるでしょ(o´∀`)b
使うだけ使い切ってからその重大さに気付けばいいでしょっと思ってね！」
この人には一生かなわないな、と思いました。
若い頃からすごすぎる……。
誰よりも頑張りやさんな祖母だからこそ出来た祖父へのお仕置き。
でも、学生の私より稼ぐなんて働きすぎだから、もうちょっと体、大事にしてね(^_^;)
なんて返した私でした。
最初のコメントを投稿しよう！