核心

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だけど、それももうすぐ終わり 自分は世界を見に行く、このまま生きていても、そんな自分に耐えられないから そうやってもうすぐ会えなくなる話をした 『ただ生きるだけが幸せじゃないものね』 それは同情か、それとも気持ちを汲んでくれたのか どんなつもりだったかはわからないけど 今まで誰にも言えずに、ひたすら内に秘めてた気持ちをわかってもらえた気がして 最後に、せめて一目会いたいと思った。 とは言っても、会っても別れるだけならって思って 一目見に行っても良いか?って聞いた まあ、結局そんなよくわからない提案は却下されて、普通に会うことになったんだけど 彼女が住んでたのは関西、自分は関東 この時点で、もう会社は行ってなかった(有給沢山あったからね)
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