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現実とは時に酷なものです。
彼女に婚約者が出来たのです。
僕といても婚約者のことばかり。
楽しくない日が続きました。
虚ろな日がつづきました。
反発。
僕は彼女が嫌いになりました。
手に入れたい。そんな思いも今は嫌悪に塗れ、そして僕に囁くのです。
コロセ、コロセ。と。
おかしいな。
僕は彼女を愛していた筈なのに。
こんなに彼女が怯えた顔が美しく愛おしいなんて。
あれ?
怯えた…?
あれ?
なんで手にナイフ...?
あれ?
僕、あれ?
陥ったのは酷く酷過ぎる現実でした。
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