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「ただいま」
「おいおい随分とお疲れだな?」
寮に帰るなり自分のベットへと倒れこんでしまう甲斐の横でコンラートが心配しているのか、からかっているのか分かりにくい微妙なテンションで声を掛けてくる。
「疲れもするよ……担当の教師は滅茶苦茶だし、パートナーになった子は全然話してくれないから課題も進まないし」
「課題って何出されたんだ?」
「七月までに剣か刀を自分達の力で作れってさ」
「七月って! 後三ヶ月チョイだろ、何かアイディアはあるのか?」
「ねえぇよ!! 取り合えず明日からの選考授業は各自自由だから、
駄目元でパートナーを誘って街の方にでも行ってくるよ」
あまりにも無計0画な友人を見て心配になりながらも、なるべく自分には火の子が飛ばない事を望むコンラートだった。
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