uwaki

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気付けば約三時間がたっていた。 激しかった呼吸も整い、やっと後戯にはいる。 「ねぇ、恵。」 「んー?」 愛しそうに頬や耳元、首にキスをする恵の後頭部をよしよしと撫でた。 「今まで付き合ってきた人で、セックス下手とか言われたこと、ある?」 「ううん?ないよ?」 「皆、凄い声あげてたの?」 「そうだねー、、。大体毎回潮吹きはしてたし、朝には声の調子おかしくなってたよ?」 (なるほど。) 美琴は大いに納得した。 今まで、恵の過去の経験は聞きたくなく、それには触れないようにしていたが、ここだけは仕方なく思った。 「私、潮吹く体質じゃないみたいなの。」 「うん。」 それは、恵も知っているようだった。 「恵が初めての人だから、私は誰かと比べたりは出来ないんだけど、恵ね、凄く上手よ?」 「ほんとに?」 無邪気に喜ぶ姿はまるで少年のようだった。 「上手、すぎて、私喋れないの。だから、下手とかじゃないから。」 言ってる事に恥ずかしさを感じたが、このままずっと誤解されるのも嫌だった。 恵は驚いたように一瞬きょとんとしていたが、すぐまた少年のようにきらきらとした表情で抱きついてきた。 「可愛い!」 「////」 そうして、パソコンに保存されていた動画を全て消してもらった。 「ねぇ、美琴?もし私が本当に浮気したら、泣いて引き留める??」 「、、、本気なら、話し合いだけど、それがただの遊びなら、、、」 「あ、遊び、なら?」 「悪い子には、おしおき、必要ですよね?」 「あ、、、ぁ、うん。絶対、ないけどね?」 「私もです。」 恵は、背筋にぞわぞわと鳥肌を覚えた日であった。
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