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「お前さぁ、俺のこと弄んで楽しい?」 見上げる朝陽の瞳とぶつかる。 「も弄んでなんか……」 「ふぅ~ん、じゃあちゃんと朝陽って呼んでよ」 朝陽の瞳に見つめられると目が離せなくなる。そして抗えない…… 「あ……さひ……」 「ん?なんか言った?聞こえなかったんだけど」 朝陽はイタズラげな表情をつくった。 私は一気に頬に熱を感じうつむき加減に目をそらして呟いた 「……朝陽」 「涼……すぐ呼ばなかったお仕置きしなくちゃね」 そういうと 回された手が頭へと移動し優しく引き寄せられた .
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