- 23 -  朔夜side

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夏休みに入り一足早くに引退し、大学からの強化合宿をはじめとする練習に参加させてもらうことになった僕は、すずに会う時間がなかなかとれずにいた。 すずも単位の為の補習を頑張っているのだから仕方がない そう思いつつもどうしても気になりなんとなく学校に足が向かった。 「ついでにテニス部にも顔出しておくか」 僕はテニスコートへと向かった 「あ~っ、朔夜じゃん?」 後輩にアドバイスしていた恵斗が声をかけてきた 「よぉ!」 軽く手を挙げコート内を見渡した .
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