- 23 -  朔夜side

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すずを家に送っていくと珍しくおじさんが帰ってきていた。 おじさんは写真家でいつもあちこち飛び回っているからか、家にいることが月に数日しかないことも多い。 それでも小さい頃はすずと一緒に近場の山や海、川などにはよく連れて行ってもらったものだ 「やぁ久し振りだね。」 おじさんは優しげな笑みを浮かべ迎え入れてくれた 「いつもお邪魔させてもらってスミマセン」 僕は軽く頭を下げるとおじさんは豪快に笑った 「わははははは、今更なに他人行儀な事を、さくちゃんはうちの家族のようなものだからな」 そういいながらビールをごくりと喉へ流し込んでいった .
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