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自分の部屋に入るとペタリと床に座り込んだ
カランカランとマストのぶつかり合う音と共に蘇る声
『今のキミは僕の好きなすずじゃないよ……』
そう言ったさくちゃんの顔は暗くて見えなかったけど、そう言いながらきっとツラそうな表情をしていたに違いなかった
微かに見えたさくちゃんの手は、ギュッと握り締められ少し震えているようにも見えた
「さくちゃん…ごめんなさい……」
私はすでに横にはいないさくちゃんに謝った
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