1276人が本棚に入れています
本棚に追加
/797ページ
私はただただキョトンとするばかりだった
「………すずみ、ホントに別れちゃったんだ
もっと取り乱すかと思ったのに……」
愛は複雑な表情を浮かべた
愛に言われて自分でも驚いた
さくちゃんに彼女が出来たかもしれないっていうのに、冷静な私がいた
「……さくちゃんのことは……今も変わらず好き」
ポツリと呟く私に今度は愛がキョトンとした
「じゃあ……どうして?」
「……どうしてなんだろう………
さくちゃんのコトは今も大好きなのに
あの人みたいにドキドキしないの……」
独り言のように口から言葉がもれた
.
最初のコメントを投稿しよう!