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「あ……朝陽センセ……」
後ろから呼び止める城崎先生の言葉も聞かずそのまま校舎へと入った
俺はどうも城崎先生のあの女丸出しの感じが合わない
男はみんな色気のある胸の大きい女が好きだと勘違いも甚だしい
俺は青葉の中でのまどろみを楽しんでいたのにその時間を邪魔され苛立ちが倍増していた
美術準備室へ戻るといつものように鍵をかけるとコーヒーを片手に窓辺へと腰掛けた
窓から見える桜の木は青々と茂り部活動に勤しむ生徒たちの涼める場所として憩いを与えていた
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