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「え、え、え、え~~~!?傷心ってなに?」
1人何も知らないらしい恵斗さんは何から何まで驚きの連発のようでとうとう頭を抱えだした
「恵斗さんごめんなさい……私さくちゃんとはもう……」
恵斗さんが何か言おうとしたその瞬間、ポツリときたかと思うと突然バケツをひっくり返したような雨が降り始めあたりが騒然としはじめた
雨のカーテンで視界を遮られた上、人の波に攫われどこに誰がいるのかもわからなくなった
「……愛……」
叫んでみるが雨音に掻き消されるだけで仕方なく人の波に乗って雨宿りできる場所を探した
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