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「いいじゃない♪ありちゃんはありちゃんなんだものアハッ」
そう言ってテーブルに右肘をたて顔をちょこんとその手で支える仕草は、どこかの雑誌で見たのではないかと思わせるほど様になっていた
「……ねぇ、キミ誰?」
カウンターの中で片付けをしていた僕は彼女の大きな瞳とぶつかりドキリとした
「あ、初めまして伊川朔夜と言います。」
「ふ~ん、さくやくんって言うんだ……
私 月乃ヨロシクね♪」
「月乃さん、朔夜はダメですよ!」
「ん?なんでぇ?」
「朔夜には大切なお姫様がいるんですよ
はい、スペシャルコーヒーどうぞ」
有川先輩は香りの良いコーヒーを差し出した
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