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やたらと眠い
私はまた瞳を閉じ耳だけを傾けた
「何にせよキミに助けられたことには違いない。礼を言うよ」
「とんでもない、貴史(たかし)さん頭を上げてください」
「いや、感謝しか言葉がでないよ
よく電話番号残していてくれた……」
「………消せる訳ないですよ
今でも尊敬してます」
二人の会話は不思議で昔の知り合いが再会したような会話が続いていた
懐かしむ親しみのこもった声で、でもどこか一線を置いているそんな不思議な会話
そして私はまた眠りの淵へと落ちていった
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