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俺と涼(すずみ)が出逢ったのは俺がまだ小学生の頃
よく家に遊びに来ていた写真家のおじさん貴史さんがきっかけだった
貴史さんは俺の絵を見ていつも優しい笑顔で褒めてくれた
父親のいなかった俺は貴史さんに父親像を見ていたのかもしれない
「朝陽、今度 キレンゲショウマって花を撮りに行くんだか一緒に行かないか 」
貴史さんにそう誘われスケッチブック片手についていった
そこにいたのが貴史さんの娘である涼だった
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