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「あははははっ、愛も大変だよね」
「??」
「まだ付き合っちゃいないけど恵斗と愛いい感じっっぽくってさ」
「えぇ!!ホント?!
そういえばさっき『愛』って…」
「そうそう! あ~と、僕から聞いたのはヒミツだよ。」
そう言うとさくちゃんは人差し指を唇にあてウィンクしてみせた
私はコクコクと頷くと二人の消えていった校舎の入り口を見て微笑んだ
「すず、最近体調はどう?」
聞かれ振り向くとそこには昔と変わらない柔らかな笑顔がこちらを見ていた
「うん。全然平気」
「そっか、良かった。」
ふわりと大きな掌が私の頭を包みポンポンと優しく叩いてくれる
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