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「ふはっ、クククッ大丈夫か?」
見あげると笑いながらも優しげな瞳とぶつかり頬が染まっていくのが自分でもわかった
思いがけず後ろから声をかけてきた朝陽に動揺する私を気にも留めず、朝陽は美術準備室の鍵を開け招き入れた
朝陽はいつものようにドアの鍵を締め、いつものようにマグカップを手に取るとコーヒーを淹れコトンとテーブルへ置いた
「いつまで立ってんだ?座れば」
私は言われるがままテーブルの前にあるイスに腰を下ろした
朝陽と面と向かうのは夏休み前半にした補習授業以来で少し気恥ずかしく感じ俯いた
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