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「……オマエ借りてきた猫だなクククッ」
「………」
頬が紅潮していくのがわかる
朝陽に見られまいとさらに顔をぐっと下げた
カタン
朝陽が立ち上がり近づく足音を感じる
私の真横まで来た朝陽の足元だけが見え、それでも顔を上げることが出来ない私……
朝陽は私の前のテーブルに軽く腰を下ろしたのか足の角度が変わった
「いつまで黙ってるつもり?」
「………」
「ふ~ん、そう」
そう言うと立ち上がり踵を返す朝陽
「コーヒー飲んだら帰れば?!
……そんな嫌われてるとはな」
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