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隣同士の家の前で立ち止まり 「じゃあね」 と手を挙げる二人 門柱を越えたとき後ろからさくちゃんが呼び止めた 「すず」 振り返ると柔らかな笑顔のさくちゃんが門灯に照らされていた 「すず…… 僕はいつでもすずの味方だから ……ジャングルジム 行きたくなったら言えよ」 その言葉は温かく私の心に染み込んだ コクリと頷く私を確認すると 「じゃあな」 と笑顔を残し家の中へと入っていった .
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