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涼は毎日必ず顔を出すようになった
迂闊にも涼の気持ちを受け入れる形になってしまった俺は、まだ自分の気持ちは口に出来ないでいた
それでも涼は多くは求めず、ただ同じ空間にいることを嬉しそうな笑顔で過ごしていく
「涼……ただぼーっとするだけなら保健室でいいんじゃね?」
「……べつに」
「べつにってなんだよ?!答えになってねぇし」
「……だって……べつに……だし」
「はぁ?わけわかんねぇククククッ」
「ゥフフッかまわないでしょ」
そんな会話が常になった
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