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そんな光景を目にする度思わず苦笑いをしてしまう
涼のさりげない可愛さが見れるのはいいけれど、あの4人の普段の絡みが本当に楽しそうで、俺の出る幕なんて……
コーヒーカップを傾けながら校舎へ消えていくまで眺める
そんな中、伊川がこちらをチラリと見たような気がした
「ん?………いゃ気のせいか……」
俺はカップを片付けながら机の上に置かれた 欧美国際美術賞展の規約など応募に関する封書を手にした
今まで公募で大きな賞に参加することのなかった俺だが、大学の教授の薦めで一点だけでもだしてみないかと打診されていた
手紙を開きざっと目を通すと布をかけたキャンバスに触れた
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