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「きゅ、急に御剣センパイが現れたからでしょ!
それにセンパイ笑ってるし!
もぅ、からかわないで下さいってば……」
愛は顔を真っ赤に恵斗さんを叩きながら追いかけだした
「イタいよ愛~、ゴメンってば
ほら、機嫌直してくれよぉ」
愛と恵斗さんはそんなやりとりをしながら校舎へと先に行ってしまった
そんな二人に残された私とさくちゃんは顔を見合わせて笑った
「ね!僕の言った通り仲がいいだろ?」
私は先に行った愛たちを見ながら少し羨ましくなってしまった
「いいな~楽しそうで」
そう呟いた私の頭をさくちゃんはボムッと大きな手をのせて微笑んでくれた
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