- 36 -

10/15
前へ
/797ページ
次へ
「ん?何?」 今はじめて声をかけられたかのような反応 「朝陽……最近やっぱりヘンだよ?」 最近よくする質問だけになんだか少し小さな声になってしまう 肘を机につき頬杖をつきながら私を優しく見つめる朝陽 「……ふぅん心配?」 朝陽の言葉にコクリと頷く 「何がそんなに心配?」 「え……とそれは……」 たまに考え事をしてはいるけれど、私が心配するような大きな変化はないと言えばない 私が踏み込む事ではないんじゃないかと言い淀んでしまう私 そんな私を見てクスリと笑った 「な!特に心配な事なんてないだろ さぁさっさと課題しろ」 .
/797ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1276人が本棚に入れています
本棚に追加